1/3200 / F2.2 / ISO200 / CLASSIC CHROME
小気味よく使えるスナップシューター
はい、富士フイルムのX-E3です。昨年の9月に発売された、レンジファインダースタイルのミラーレスカメラ。フルサイズ一眼レフを使いながら、軽量で小気味よく使えるスナップシューターを探していました。ニコンの高級コンデジDLシリーズや、今年中の登場が噂されるミラーレスを待っていたのですが、かねてから富士の色に興味を持っていたことや、買い替え検討中のD850の価格が高止まりしていることから思い切って購入しました。
1/900 / F2 / ISO200 / Velvia
1/240 / F2 / ISO200 / Velvia
富士フイルムと言えば「フィルムシミュレーション」。一撮本番、後のRAW現像は考えずにJPEG撮って出しで勝負したくなる味わい深い色味です。デフォルトでも十分ですが、彩度やシャドウなど、写真家の内田ユキオ氏のレシピを参考に、自分好みのカスタマイズを探るのが楽しいですね。
1/45 / F2.8 / ISO200 / CLASSIC CHROME
1/1800 / F8 / ISO200 / ACROS
ミニマリズムをコンセプトにするX-E3は、操作ボタンも最小限で液晶モニターも固定式。同クラスのX-T20と比較すると、カタログ上では不利な点が目立ちます。しかし、タッチパネルやフォーカスレバーを使いこなすことで、むしろシンプルで使いやすいと感じます。
じっくりと。テンポよく
また、X-T20にはない機能として、BluetoothによるiPhoneとのワイヤレス通信がとても便利。接続性に難有りとのレビューも見られますが、一連の動作を順番に行えばストレスなく使えると思いました。アプリ立ち上げ→カメラ電源ON→GPS取得を確認→撮影→転送画像の選択→電源OFF。電源OFF後、アプリ側でWi-Fi接続のポップアップ通知が来ますし、画像転送後はWi-Fiが自動で切断されるので最小限のアクションで済ませられる印象です。また位置情報を取得しなければ、更にサクサク撮影することも可能です。速射性に優れるとは言えませんが、じっくり構図を考えながらスナップするスタイルなら無問題です。但し、電池の減りはスマホ並みですね(苦笑)長時間撮影すると、それなりに熱くなります。
1/125 / F16 / ISO100
私が購入したのは「XF23mmF2 R WR」との単焦点レンズキット。別売りの純正フードも購入しました。金属製でずっしりとした鏡胴、しっかりと切り取る瞬間を感じとることができるメカシャッター。そして富士フイルムの十八番「フィルムシミュレーション」。所有感を満たし、軽快なスナップが楽しめる銘機です。